「ガイル、シンデレラの様子は?」 「かなり怯えている様子でした。 話しかけても、何も反応しません」 その部屋の前で待機していた彼の使いは お手上げというかのように、小さなため息を零した。 「そうか。 もう行っていいよ」 一礼し ガイルはその場を後にした。 「怯えている、か」 それはあの二人に会ってしまったせいか、それとも、 “奴隷”だと知られてしまったせいか・・・・。 いや、どちらも かな。