受験当日。 昨日の飯わ ベタなとんかつだった お袋からわ 美菜の分まで 頑張るんだよと 背中を押され 親父にわ 好きなモン買ってやると この歳になったと ゆーのに 物に釣られた。 緊張わない。 全くといって 緊張わしなかった 自信わ少し薄れた 周りわがり勉 みたいな奴らしか いない… こんなかで 俺わ受かるのかよ??? なぁ美菜 やべーかもしんねーよ ポケットに入った 指輪を握り 隅の方で 受験が始まるのを待った