そろそろこんな中途半端なことやめて、本気で自分を見つめ直さなきゃ。


じゃなきゃ笹川を守れるようなヤツにはきっとなれない。




「……ふう」


歩いていた足を一旦止め、深く深呼吸をする。




「……笹川」


待ってろ笹川……。




俺が必ずお前を助けてやる。


あんな無責任なヤツから解放してやるから。




それまでもうちょっと我慢しててくれ。


俺が必ず……お前を取り戻してみせるから。




そしたらもう絶対お前を離さないって約束する。


―――――なにがあっても、俺が必ずお前を守ってみせるから。