「咲哉、ちょっといい?……話があるの」 咲哉を裏庭へと呼び出したあたしは、笹川さんに協力するためにうまく取り繕うことにした。 「……なんだよ。話って」 笹川さんと別れたあとの咲哉は、まるで別人みたいに変わり果てていた。 「……アンタの彼女についてなんだけど」 そう言った瞬間、咲哉は大きく目を見開いた。 「……帰る」 「帰らないでよく聞いて!!……これはアンタのために言うことなんだから」 どうしても咲哉に説明しなくちゃ、あの子がかわいそう。 それに咲哉だっていまのままじゃかわいそう。