「……わかってる」 「わかってるならいいの。……行こう」 「……ああ」 正直言って別れたくなんかなかった。 結婚なんかしたくなかった。 でもこれはもうどうしようもないの。 こうしなくちゃ先輩を守れないから。 好きなのに先輩のそばを離れなきゃイケないなんて考えたことはなかった。 ずっと一緒に居られると思ってたから。 なのにどうしてあたしはこんな運命に翻弄された生き方をしなくちゃイケないの? 親にも見放されてようやく自分のことをわかってくれる人を見つけたのに……。 神様はヒドい。