【完結】キミと運命と裏切りと涙。








「……あとを付けてきたって、まるでストーカーみたいですね」


あたしはそう言ってベッドに座った。




「すまない。こんなことをするつもりはなかったんだけど、どうしてもお前の様子が気になってな……」


「……そうですか。でもあいにく、心配されるようなことはなに一つありませんから」


「そっか。……ならいいんだ」


「あなたはそんなことを言うために、わざわざあたしのあとを付けてきたんですか?」


「……すまない」




彼に対して少し冷たい言い方をしてしまったと、あとから後悔した。


……反省してたことは、内緒にしておこう。