思い出すといまでも蘇るんだ。 ……あの時の小さな約束が。 「……っ」 あの日あたしたちは、公園の真ん中である約束を交わした。 ……でもそれは叶うことはないかもしれないと諦めかけていた。 ううん、実際はそんな約束を覚えてるわけがなかった。 それはもう小さい頃の約束で、二度と叶うわけはないとすでに割り切っていた。 そう……あたしの中ではもうとっくに消え去っていた出来事だった。 なのにどうして……。 どうして今頃、あたしの目の前に姿を現したのだろうか。 ……あたしにはわからない。