「……えっ」
そっと重ねられた唇は、すぐに離れた。
「好きです……先輩」
「……俺もだよ」
そして今度は俺から、笹川に触れるくらいのキスをした。
笹川と交わした二度目のキスは、想いが通じ合ったように温かかった。
……なぁ笹川。
俺たち、ようやく気持ちが通じ合ったな。
俺はずっとこの時を待ってた。
笹川が俺の気持ちに気付いてくれるのをずっと待ってた。
ようやく想いがつながったな。
俺、これからもずっと笹川のそばに居るから。
ずっと笹川のこと守るから。
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