「おはよう咲哉っ!!」
朝学校に来ると、仁科が元気よく俺に挨拶した。
「……あっ、おはよう」
昨日のこともあってか、少し気まずい。
「そんな顔しないでよ。あたしならもう大丈夫だからさ」
そう言ってニコッと微笑む仁科。
「……ああ」
「あたしならほんとに大丈夫!!……だからそんな顔しないで」
「……わかった」
「あと、昨日はごめんね」
「……いや、俺こそごめん」
「咲哉はなんにも悪くないよ。だから安心して」
「……ありがとう」
「謝らないで。あたしも悪いんだから」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…