「咲哉?」


「……ん?」


「どうした?なんか元気ねぇな」


「……別に」


「そっか。なぁ購買行こうぜ」


「……ああ」


「ほら、いつまでもしょげてないで元気出せよ。焼きそばパンおごってやるから」


「……サンキュー」


「よし行くぜ」


「ああ」




そして俺たちはそのまま、購買へと向かった。


そしてその途中……。




「……あたしはあの人の跡を継ぐ気はないよ」


「どうして?」


「……あの人とはもう親子でもなんでもないから」


「え?」


「……あたしはあの人を母親だなんて思ってない」