「え?」
「帰ってって言ってるのよ!!……あなたと話したくありません」
「……でも」
「お願いだから帰って!!……あたしのことはもうほっといてください」
「……俺はただ」
「言い訳なんて聞きたくありません。……早く帰ってください」
「……わかった。今日は帰るよ」
「もう二度とここには来ないでください。……迷惑なんです」
「……悪いけどそれはできない」
「どうしてですか」
「お前のことが心配だからだよ。……お前が悲しんでる姿を見るのはイヤなんだ」
「あたしは同情なんていりません。……それにあたしは心配してほしいなんて頼んだ覚えはありません」



