「咲哉、お前も一緒にカラオケ行こうぜ?」 「……いや、俺はパス」 「なんだよぉ。ノリわりーなぁ」 「悪い。いまそんな気分じゃねぇんだ」 「……そうか。じゃあしょうがねぇな」 「悪いな。また今度誘ってくれ」 「あ、ああ」 「……なぁ日高。俺、次の授業サボるわ」 「え?」 「七瀬にテキトーに理由付けといて」 「あっ、ああ」 俺は席を立ち、そのまま屋上へと向かった。 屋上は俺の秘密の場所だ。 めったに人が来ないから静かだし。 それに屋上から眺める空がすごく気持ちいいんだ。