バコッ!
とても、鈍い音が聞こえた
竜「何するんだよ!
仁!痛いじゃんか。」
それは、竜也くんの頭を叩いた音だったらしい
仁「お前こそ何やってんだよ!」
竜「ん?
雪ちゃんをギューってやってんの。」
竜也くんの腕は弱まる事なく
逆に強まった
こんなに可愛いのに、よくこんな力があるなー
やっぱ男の子だなと思ってしまう
仁「雪ちゃんは
ドリンクとタオルを届けなきゃいけないだろ?
それに、竜也は練習終わってないだろ。
どんな目にあっても、知らなーい。」
みるみるうちに竜也くんの顔色が悪くなっていく
スルッと
竜也くんの腕から解放された

