俺様王子×無自覚姫 〜1stage〜





バコッ!


とても、鈍い音が聞こえた


竜「何するんだよ!

仁!痛いじゃんか。」


それは、竜也くんの頭を叩いた音だったらしい



仁「お前こそ何やってんだよ!」



竜「ん?
雪ちゃんをギューってやってんの。」

竜也くんの腕は弱まる事なく

逆に強まった


こんなに可愛いのに、よくこんな力があるなー


やっぱ男の子だなと思ってしまう


仁「雪ちゃんは
ドリンクとタオルを届けなきゃいけないだろ?

それに、竜也は練習終わってないだろ。

どんな目にあっても、知らなーい。」



みるみるうちに竜也くんの顔色が悪くなっていく


スルッと
竜也くんの腕から解放された