「いいよ。お風呂、一緒に入っても」 ぽつりと返したら、目の前の隼太は 「え」 と短く言って、目を合わせたまま固まった。 一瞬……ううん、もっと長く。数秒の間、そのままでいたの。 そして視線を逸らしたかと思ったら、急に立ちあがって「バーカ」って言ったんだ。 でも、今“バカ”って言う前に、ちょっと間があったよね? 一瞬、真面目な顔をしたのも見逃さなかったよ、あたし。 いつもは、あたしをからかうようなことばかり言ってるくせに。 結構、可愛いとこもあるじゃん。