キョウコさん達が映画を観ている間、あたしとりっちゃんはショッピングを楽しむ予定でいた。

四月にこっちへ来てから買い物なんてまともにしていない。

あたしだって17歳の年頃の女子なわけで、だから田舎だとかそんなの関係ない。今日になるのを楽しみにしていたんだ。

そして明日は、隼太と出かける約束をしている日。

何を着ていこう……なんて、ずっと考えているあたしがいた。

なんとなくヤバイなって思ってる。

こんな感情……危険だって密かに感じているんだ。