あいつらが教室を出て行ったあと女子が可憐の机のまわりに集まりだした
……ペンや鉛筆を持って
俺はすぐに何をするか分かった
ハハハッ
「いいねそれ♪」
なんか言ってる
そんなことして楽しいのか?
すると彩音がこっちを見て
「祐もやるぅ~?」
いつもと違う声で俺に言った
「いや…いい」
こんなの彩音じゃない


…………俺は彩音のどこを好きになったんだ?

こんな思いが出始めた