Hurly-Burly2【完】


顔を真っ赤にしてナル君暑いのかしら?

「ヒヨリン、心臓に悪いよっ」

そうなのかい?

あなたはいつもあたしにこれをしてますよね。

「すまないけどもあたしにはそのプリチーさが

今とても必要とされているのだ。」

ナル君のキュートさに癒し効果抜群だということ

に気付かされた。

「ひっ、ヒヨリン?」

「校内肝試し怖かった。

物音するたび振り返る恐ろしさと言ったら

心臓止まるかと思うぐらいで・・・」

ブツブツ言うあたしにナル君は顔を真っ赤にさせたまま、

「今、心臓止まりそうなんだけど・・・」

ナル君がボソリと呟いたことには気付かなかった。

「日和ちゃん、美男のこと追いかけて行かなかったの?」

それをしたつもりが何故こんなことになったのだ。

外にはうじゃうじゃ恐ろしいヤンキーが多いし、

あたしの安全確保してよ。

「置いてかれたんだよ!!あの薄情者たちめ。

あたしのこと確実に忘れてるよ。」

もう少しぐらい待ってくれてもいいじゃない。

ふんだ、いじけてやるわ。

「ヒヨリンっ、ちょっといい。」

馨君が慰めにかかろうとしていた時だった。

ナル君があたしに振り替えて、

「うおっ」

色気も糞もない声出した。

この子、どうしちゃった?

あたしの方に向いたかと思うと、

首元に近付いてきて赤面した。

「な、ナル君っ、どどどどおした?

伊織君魔術にかかってしまったの!!」

恐るべき伊織君魔法。

「はぁ?俺とナルの距離見てから言え。」

確かに、ナル君と伊織君離れてる。

「そんなこと言ってる場合か!!

助けてくれたまえ!鼻血どころか

いろんなところから汗が噴き出る。」

ナル君のプリチーな顔がお近づきになる。