Hurly-Burly2【完】



*おまけ*

お風呂に入る前の一コマ



「あのさ、もしもひーちゃんが可笑しくなったり

したら包み隠さず知らせてくれる?」


「・・・・何でだよ。」


「千治君はひーちゃんが雷駄目なの知ってるんでしょ?

どうも親父が言うにはひーちゃんが千治君に弱音を

吐いたみたいなこと言ってたらしいじゃん。」


ひーちゃんはあのことを知らない。

もしも、それに気付いたらひーちゃんが壊れ兼ねない。

家の最大の秘密でもあるあの日のことを。

もう何年も昔の話なのにな。

どうしてこんなに不安に思うかなんて分かんない。

千治君いきなり変なこと言いやがったとか

思っててもいいからひーちゃんのことよろしく頼むよ。

もう二度とひーちゃんが笑わなくなるのはご免なんだよ。


「・・・・分かった。」


「何が起こるか分かんないからね、

気を付けて見てやってあげてくれればいいよ。

君にだからこそ頼んでるわけだしね。」


本当に何が起こるのか分からないんだ。

俺の予想を遥か越したものになることも

ありうるからこそ君を信じた妹に免じて

俺も君を信じよう。


「もしも、頼ってきたら君だってほっとく

ことなんて出来ないだろうしね、可愛いからね

家の可愛い妹はさ。」



この胸のざわめきが幻だったらいい。

でも、用心するに越したことない。

俺の胸騒ぎはいつだって外さない。




今回だけは外れてりゃいいけどな。