そして、足早に元の場所に戻る。
教室前でかなりの心臓に負担を掛けながらも
ようやくたどり着いたいつもの恐ろしい絵の
描かれた扉の前に立つ。
「何だよ、戻って来ちまったのかよ。」
居るかなとは思ってたけど何してんだよ。
7人揃ってここで寛いでるってどういうこと?
その場にふにゃりとへタレ込むあたしに、
馨君はどうしたのって聞いてきた。
あたしはというと、伊織君をガン見。
「・・何、お嬢さん。
俺の顔に何か付いてる?」
伊織君のフェロモンの方が強い。
ガチであの男なんてまだまだだな。
伊織君の方がフェロモン的なの勝ってる。
「いや、伊織君見たら何故か安心した。」
この部屋の外に立ち並ぶ怖そうなヤンキー
たちの顔もビックリだけど・・・
「はぁ?何、いきなり、俺に惚れちまったか?」
そんなわけないぜ。
あんたに惚れたら人生終る。
それこそ、ご免よ。
「そんなバナナ」
気を取り戻せた気がするわ。
あれはノーカウントよ。
オデコってあたしは子どもかっていうのよ。
いや、本気でちゅーされても困ったけど、
「何、このお嬢ちゃーん。
慶君何とかしてくんねぇー。」
「はぁ?俺に擦り付けんな。
雄君にパスしちゃいますか。」
「こんな時に俺振っちゃうの?」
何か、やっぱり落ち着くな。
不覚にもホッとしてしまったわ。
「ナル君、あたしを浄化したまえ。」
ソファーに駆け寄って紙に落書きしている
ナル君を後ろから捕まえてみた。
「うわあっ」
ビックリするナル君もプリチー。
天使によってあたしは浄化された。

