「ただ単にひーちゃんと一緒に暮らしたかったから
帰って来ただけだよ?」
「本当に?」
疑いの眼差しを向けながらも可愛く首を傾げる
ひーちゃん。
「ずっとずっと居てくれるの?」
ぐいっと乗り出してキラキラした目で問いかけて
くるひーちゃんには降参だ。
「もう二度とひーちゃんに寂しい思いはさせません。」
「寂しいなんて思ったことないよ?
むしろ、優雅な暮らしをしていたわけで・・・」
ひーちゃん、素直じゃないんだから。
「ほら、兄ちゃん居なくてもあたしには
ジョセフィーヌが居るんだ。」
そういや、ジョセフィーヌって何?
「ひーちゃん、それ誰?」
「えっ、あっそっか。
兄ちゃん、ジョセフィーヌと初対面だね!!
あたしのハンサムなダーリンだよ。」
はぁ!?
ひ、ひーちゃんのダーリン?
「何だと!?」
激しく動揺した。
「可笑しいな。
いつもは飛びついて来るんだけど寝てるのかな?
ダーリン、ご飯ですよー。」
ひーちゃんに飛びつくだと!?
どこの馬の骨だ!!
「ワンワン」
ダダダ―と何かが瞬間通り過ぎたと思ったら、
「ぐふっ」
ひーちゃんに何かが襲いかかった。
「ワンワン」
「何かダーリン敵意剥き出しですか?」
「ワンワン」
ひーちゃんを下敷きにするとか何て
化け物なんだ!!
「ぬおっー、ヨダレ垂らさないでよ。」
ひーちゃんの足に顔をスリスリする
化け物に腹立たしさを覚えた。

