Hurly-Burly2【完】


頑固で一度決めるとよっぽどのことがない限り、

絶対に変えることはない。

強情な性格は母親譲りなんだろう。

増々、母さんみたいな強気にこっちはもう

お手上げ寸前だ。

昔から本当に無茶をする子だった。

すごい心配だったけど、まだ俺が日本を

たつ頃はアイツがひーちゃんの傍に居たから

安心して旅立ったわけだが、アイツは何してんだ?

「アイツは昔からああなのか?」

「それはどういう意味?

あんなに可愛いんですかってこと?

それともあの無鉄砲さのことかな?

あれはもう暴走機関車だからなー。」

「後者で。」

金髪の彼は苦笑いを浮かべる。

「知っての通りさ。

その癖、人に頼ることをしないし

平気な顔で何でもこなそうとする。

だから、随分と心配してたんだよねー。」

昔から平気そうな顔をして何でも出来るよって

言うひーちゃんにどれだけ心配しただろう?

「じゃあ、何でヒヨリンを1人に?」

さっきから口を開こうとしていた男が

痛いところを突いてきた。

「一緒に居てやりたかったよ。」

それでも、俺はまだ幼かった。

「それならなおさらヒヨリンの傍に居て

やればっ!!」

「俺だって三度の飯よりひーちゃんだったんだよ!!」

会いたかったさ。

可愛いひーちゃんを忘れた日はなかった。

離れたくなんかなかった。

ひーちゃんが結婚するまで守ってやらなきゃと

さえ思ってた。

「どうしてもやらなきゃなんないことが出来た。」

それまで、自由気ままにやってきた。

突然ある話を聞いて俺は自分に情けなくなった。

幼かった俺がその事実を知った時はもう手遅れ

だったのかもしれない。