ひーちゃんが俺の話を?
「すげぇーシスコン兄貴が居るってのは
アイツがよく言ってた。」
金髪の男がそう言うと可愛い男の子が
こつんと頭を殴っていた。
「ひーちゃんはあんなに笑う子じゃなかった。
笑わせるのに俺はいつも必死だった気がする。
ひーちゃん、笑うと天使みたいで可愛くて
もうぎゅうっと閉じ込めておきたくなるほどで
シスコンって言われても何とも思わないさ。
俺はひーちゃん以上にひーちゃんが好きで
しょうがねぇからな。」
「重度だな、おいっ。」
金髪の男は見た目は派手だがよく突っ込んで
くれる男だ。
「それは分かります。前は本当に笑ってくれなくて
今はよく笑ってくれてますけど日和ちゃんの笑顔は
可愛くて和みますから。」
すごいしっかりした男がクスリと笑った。
「ひーちゃんに気があるの?」
「まだないですけどね。」
にっこりと笑う男は目が笑ってない。
「まだって・・今後その予定が!?」
ひーちゃんの可愛さに魅了されちゃったか!!
「それより、説明は俺がしますよ。
どうしてこうなったかとか今まで
日和ちゃんがどうだったかとかまだ
数か月ほどしか一緒には居ませんけど。」
俺の天使のような可愛い妹はその真っ直ぐさに
純粋さと一緒に兼ね揃えてとにかく暴走魔で、
無茶をしてきたらしい。
彼が一つ一つ説明をしてくる中、親父から
聞いていたバーの事件もひーちゃんを危険な
目に遭わせたのは彼らではなかった。
可愛いひーちゃんはどうやら彼らをとことん
振り回してその無茶苦茶さに磨きをかけた。
しかも腕力と護身術の方も。
「あー、ひーちゃん。
昔から豪腕だったからね。
しかし、我が妹ながら無茶すんねぇー。」
全く人に頼ることをしないのは今も
健全ってわけか。

