Hurly-Burly2【完】




***





「それじゃあ、いいかな?」

ひーちゃんには悪いけど、少し戻ってきて

貰わないように遠いところにある鍵屋に

壊れた鍵を直しに行ってもらうのも頼んだ。

高校生らしき男が7人か。

家のひーちゃんはどうも可愛さ余って、

昔から無自覚にもほどがあるなー。

かなりの美形集団じゃないか。

「何で、お前らみたいなヤツが家の

可愛い天使のひーちゃんと一緒に居るんだ?」

俺の可愛い可愛い妹が不良としかも7人って

何かひーちゃんが心配で堪らない。

「説明とお前らの態度次第じゃ俺は

何をするか分からないよ?」

「ひよこ姫の兄ちゃんと喧嘩か~。」

一際、色気のすごいヤツが言った。

ま、まさか、ひーちゃんに不埒な

真似をしたんじゃないだろうな?

「あの、日和ちゃんには誠意を持って

接してますから、大事な妹さんを俺たち

みたいな不良が一緒に居たら誰だって

正気では居られない。」

「しっかりしてるね、君名前は?

別にね、君たちを責めてるわけじゃないよ~。

結局、ひーちゃんの傍に居なかった俺が

何を言ってもしょうがない。」

ひーちゃんの傍を離れた俺が自分勝手

に責める立場じゃない。

「アイツは兄ちゃんが帰ってくることを

待ってたみたいだぞ。」

「そんなことまで君たちに?」

ひーちゃんはそんなに彼らに心を

許してるってことなのか?

珍しいこともあるもんだな。

「ヒヨリンはお兄さんのことがすごく好きみたいで

えっとそのだからお兄さんが居なかった時でもよく

お兄さんの話をしてくれてました。」

可愛い顔の男の子がにんまりと笑う。

この子はひーちゃんにすごい懐いてたな。