イラっとする言い方をするものね。
それだから、いつまで経ってもたらしから卒業
出来ないのよ。
「自粛したらどうですか?」
キィィッー!!
何故こんなヤツに美貌を与えたのだ。
「冷たいこと言うねぇ~」
あたしの鼻にツンっと指を添える。
「くしゃみが出ますので。」
あたしにそういう手が通じないことぐらい
知ってるだろうが!!
退けろやっ、すぐさま立ち去れ。
「ったく、女子高生になったのにちっとも
色気ねぇよな。本当に未依さんの娘なのか?
少しは落とせるように訓練してみるか?」
引っ掻き倒す。
その言葉は侮辱と受け取ったぞ。
「結構です。」
こう見えても母さんの娘ですから。
そんなのお断りよ。
「何だよ、人の良心受け取れば上手に
1から教えてやるよ?」
こういう人が居るから世の中が乱れるのよ。
「あなたに教わることなんてびた一文ありません。
さっさと帰ったらどうです。」
全く、こっちは早く行きたいっていうのに
邪魔ばかりして何様よ。
「つまんなーい。」
イラっとさせることしか出来ないのね。
「すみませんね、つまらない女ですから。」
あたしは淫らな人間にはならないわ。
真面目に生きるもの。
「ひーちゃん、あんま無防備になるなよ。」
えっ!?
な、何をしたこのスケコマシッ!!
このあたしは騙されるものか。
お、オデコにちゅーしやがって。
そんなもので動揺すると思ったら大間違いだぞ。
「やれやれ、それでもまだポーカーフェイスか。
本当に面白くないねぇー。」
この人は絶対に信用しちゃならないな。
眼鏡をクイっとかけ直すとあたしからスッと離れた。
「それじゃあな。」
しばらく去って行く悪魔2号の背中を茫然と見て
我に返った瞬間殴ってやれば良かったと後悔した。

