スーパー帰りはいつもと違って賑やかだった。
こんなに賑やかなのはいつぶりなんだろうか?
「日和ちゃん、いつも偉いわね。
今日はね、お豆腐貰ってて。」
商店街を通ると知り合いのおじさんとおばさん
に声を掛けられた。
「あら、イケメンじゃないの。」
「いつもありがとうございます。」
にっこり愛想笑いを浮かべると、
おじさんもおばさんも大したことないよって
言って笑ってた。
「お友達です。」
おじさんとおばさんたちはみんな珍しそうに
みんなのことを見ていた。
そりゃ、珍しいのか。
「えっと、欲しいものがあったんだけど・・・」
商店街を通ってきたのは欲しいものがあった
のだけど、う~ん何だったかな?
買い物メモに書き忘れてたんだよね。
スーパーよりこっちの方が安くて美味しい。
「あ、そうそう。お味噌買わなきゃ。」
スーパーのとはまた違ってさっぱりとした
お味噌汁には欠かせないお味噌。
「ちょっと、待ってて。」
お味噌買いに行かなきゃ。
あそこのご主人はいつも安くしてくれる。
みんなを置いていつもお味噌を買うお店に
バタバタと走って行く。
「おっ、日和ちゃん。お味噌だね?」
ここのおじさんはすごく優しくて、
いつもお話しするのが大好きだったりする。
「おじさん、この間貰った味噌煎餅美味しかったです!」
「そうかい?若い子はあんまりお煎餅好きじゃない
みたいだったから喜んで貰えると嬉しいよ。」
「いえ、あたしはお煎餅好きですよ!!」
おじさんにまたおまけで味噌煎餅をつけて
もらって嬉しくなった。
「またおいで!」
おじさんとお別れをしてお味噌を大事に
抱えてみんなところに戻った。

