視線をずらし窓の外を見つめる。
「ナオから聞いたけど、ひーちゃん。
やっぱりほっとけない性格は変わってないよな。
他人に無関心だったのにね、おまけに蕁麻疹
出ちゃうほど関わりたくなかったんじゃないの?」
昔からあなたは何も変わらないのね。
見て見ぬフリをしたと思ったら口を出す。
「駄目?」
表情だってちっとも変わらない。
少しでも取り乱して欲しいものだわ。
「その言い方不覚にもドキッとしたわ。」
噓吐きね、こんなこと良く言われてるのでしょう?
「・・・・・嘘を仰い。」
ふうー、上手いこと丸め込まれた女の人に
同情なんて出来ないわ。
こんな男に騙されるのが悪いと思う。
「やっぱり、ひーちゃんは可愛い。」
そうやって女の子を誑かすのは全く
お変わりないようで。
「眼科を進める。」
あたしにやっても意味がないことを知ってる癖に、
どうもこういうのは苦手なのよね。
「はぁー、釣れないねぇ。
まぁ、ひーちゃんには手出せないなー。
出したいんだけどねぇー、いろいろ巻き込まれる
のもご免だし、何よりも朝陽さんも朔も敵に
回したくないんだよな。」
父さんとお兄ちゃんか。
「・・・変なこと言わないでもらいたい。」
出す気だってないだろうが。
「変なことってひーちゃんは男を分かってないよな。
こんな夜に男と2人っきりって意味がどういう意味か
教えてやろうか?」
なっ・・・・・
軽く窓の方に押し込めらえた。
手をついて壁を押しのけるも密着するかのように
あたしを塞ぐ悪魔2号の猛攻にパニックになる、
「相変わらず、ポーカーフェイスだよな。
少しはビビって欲しいもんだわ。」
顔がぐっと近付いてきて左手が腰に伸びる。
右手は窓辺りに手を付いて逃げ場を塞ぐ悪魔2号に
内心すごいパニックなんですけどオーラを出した。

