よっちゃんたちが騒ぎ出してもっくんが笹を
肩に掛けて移動し始めたのを横目にあたしも
飾りに行こうかなって思った。
けど、待てよ。
またあの世にも恐ろしいロード通らなきゃ
行けないの?
それ、絶対に無理だ。
「よっちゃん、待って!!」
い、行ってしまった・・・・・
あたしを置いて行くなんて酷いわ。
ど、どうしましょう。
それでも勇気を振り絞ってとりあえず教室から
出て見たがありえないほどイカツイ人たちばかり
で震えあがりそうになった。
教室の前は軍勢の多さに腰を抜かしそうになって、
とりあえず、走って逃げて見た。
人が疎らになってきたところで息を整える。
何故、今日はやたらと怖い人たちばかりに
会わないとならないのかしら?
ボーっとしながら夜の廊下を歩いてみた。
実際にこんなに静かだと別の意味で怖いわ。
夜の学校なんて軽く1人肝試しじゃないか。
こういう時に限って理科室とか通っちゃうのよね。
決して近付かずに通り過ぎる。
どうも、上の方が人多いのよね。
校舎で迷子になったらシャレにならないわ。
一旦、戻ろうかしら?
階段に差し掛かったところで保健室の前を
通ってしまった。
「おっ、やっぱ来ちゃったんだ。」
会いたくなかったですよ。
あなたの顔を休日にも拝見しなくてはならない
なんてとっても気分下がったじゃないですか。
「休日の学校で何をしているのですか?」
ラフな格好は久しぶりに見る。
村田ティーチャーは黒縁眼鏡をかけ直す。
「忘れモノ取りにね。」
相変わらず、腹立たしいのね。
忘れモノって何でネクタイなのよ。
一々、あなたって人は紛らわしい人なのよね。

