Hurly-Burly2【完】


ターヤンさんの短冊をジッと見た。

「人の願い事見てんじゃねぇーよ。」

慶詩、持って見れば分かる。

見たくなっちゃうんだよ。

「慶詩は何て書いたの?」

黄色の短冊を隠してソファーにどっかり

座り込んだ慶詩。

「言っちまったら叶わないんだろ?」

ほう。

そういうの信じるんだ。

意外な純粋さを持っているのだな。

ターヤンさんの願い事はふふっ。

「叶えたい願い事でもあるの?」

慶詩に願い事ねぇ~。

それは興味ありますよ。

「おめーはどうなんだよ。」

それ聞いちゃうんだ。

「ふはっ、叶えたい願い事あるよ。」

いつも胸に想います。

「へぇ~、どんなの?」

伊織君、それを言ったら叶わなくなっちまう

のですよ。

「言わないよ!!」

ポロッと言わせようとするとは伊織君は要注意

人物だと思う。

「何だよ、つまんない~」

伊織君の願い事は何だよ!!

くだらない願い事だったら笑ってやるわ。

それにしてもターヤンさんは見た目と

は裏腹にすごく可愛い人だ。

「何、笑ってんだよ。」

慶詩は知ったらなんて言うかな?

みんなとターヤンさんがどういう仲なのかは

まだよく分かんないけどね。

「ターヤンさんっていい人だよね。」

あたしはそう思うよ。

みんながどう思ってるか分からないけどさ。

「アイツに惚れたのか?」

んなわけあるかっ!!

「惚れる何それ?」

意味わかんないですから。