Hurly-Burly2【完】


もう驚かさないでよ!!

すごいビビったではないか。

怖くてちびるかと思ったではないか。

「日和ちゃん、久しぶり!」

悪気もなく微笑むターヤンさんを見て

肩の力を抜いて笑った。

「ターヤンさんご無沙汰です。」

ターヤンさんはニンマリ笑うと、

「日和ちゃん、可愛いね。」

どうやら、あたしがビビってたのを

窓の外から見てたらしい。

「見っともないところお見せしてしまい

すみませんでした。」

気を付けないと引かれちゃうわ。

「いや、日和ちゃんの反応が可愛くて

いいもの見せてもらいましたよ。」

いや、ドン引きレベルでしょ!!

あたし引かれたかもと思ったし。

「可愛いだなんて恐れ多いです。

記憶から抹消して頂きたいぐらいです。

ターヤンさんも短冊書いて下さーいっ!!」

赤色の短冊をターヤンさんに渡す。

窓から入ってくるターヤンさんに

ギョッとしながらもペンを差し出した。

「日和ちゃんは書いたの?」

ターヤンさんはあたしを見ると笑った。

「ええ、昨日の内に書いておいたので。」

願い事って誰にも見せない方が叶うらしい。

「そうなんだ、どんな願い事?」

言っちゃ駄目なんだつうの。

「ひ、秘密ですよ。

言ったら叶わなくなってしまいます!」

後で、こっそり飾ってやるんだ。

誰かに見られないようにね。

「ははっ、確かにそうだな。」

ターヤンさんは豪快に笑うと、

「んじゃあ、俺の分は日和ちゃんに

託そうかな。もう行かなきゃならないから

これ頼むね。」

あっという間に帰ってしまった。