ムスッとしながら短冊を配る。
みんなのイメージカラーの短冊を配ってみた。
ちぃー君はオレンジで馨君はピンク色、
ナル君は水色でユウヤは緑色のヤツ、
伊織君は薄紫で京君はグレー慶詩には黄色。
何ともピッタリな配色だと思う。
「何だよ、その不貞腐れ面は?」
慶詩にペンを投げつける。
イラっとしてるんだよ。
神様なんて居ないな。
「ヒヨリン、何か嫌なことでもあった?」
いや、ナル君嫌なことは決してなかったよ。
それでも、現実ってどうも腑に落ちないよ。
「ないよっ、ただ世の中は不公平であると
ただなる内の世界と激しく討論したいと
思っていただけで・・・」
窓の外にキラリと何か光った。
「ひぃぃっ、ナル君!!」
隣に居るナル君の背中にしがみついた。
あたし、霊感持ってないよ。
第6感など持ってないし、そんなの要らないから
どうか立ち去れ!!
「ひっ、ヒヨリン!?」
ナル君、窓の外にお化け出た。
「お祓いを頼むべきだ。
南無阿弥陀仏成仏したまえ。
この世の未練を捨てたまえ。
決して憑りつかないでくれ!」
心霊現象なんてご免だよ。
お化け屋敷とかホラー映画とかならまだいい。
心霊スポットとか本当に嫌だ。
「日和ちゃん、落ち着いて。」
馨君をこっそり覗くと、
「大丈夫、大丈夫」
何ともお優しいのだ。
「あれはね、」
馨君がにっこり笑いながら話し出す瞬間、
「よっ、」
金髪オールバックのターヤンさんが
煙草を咥えて窓からこんにちわしてきた。

