朝からとんでもないぐらいの痛みで起きた。

何て体の痛みが酷いのだろうか?

これは昨日のせいだろうか?

むしろ、あたしの寝相のせいじゃないかと

一瞬考え込んだ。

サユはまだよく眠っていた。

トイレに行くにも壁を手すりにして、

器用に行動をすることが出来るようになった。

顔を洗って服も着替えてベットでゴロゴロ

過ごして朝のニュースを見ていたらサユが

目を覚ました。

「おはよう。」

「身体はどうなの?」

サユはベットから起き上がりあたしの隣に座った。

「うーん、どうだろうね?

ターヤンさんに言われた通り今日は大事を取って

病院行ってくるよ。」

「あたしも一緒に行こうか?」

サユは優しいんだからな。

「ううん、いいよ。サユが居ないと不良メンバーズ

も寂しくなっちゃうから一緒に遊んであげてなよ。」

「でも」

「サユに今日は任せたからね。

みんなが気にしないようにお願いだよ。」

サユにペシっと足を叩かれた。

「痛いよさーちゃん。」

「こんなことはもうご免よ。」

うん、気を付けるね。

あたしもっと自分の行動に責任を持つ

ようにしようと決めたばかりだからね。

「うん、さーちゃんありがとう。」

ふはって笑うとサユは照れながら

どういたしましてと言った。

2人で朝のニュースを見ていた時に

どうもお迎えが来たみたいだ。

「ユウヤじゃないし!!」

もっくんが来ていたからビックリした。

どうもユウヤは責任を取るとか言いながら

朝には弱いので起きなかったらともっくん

保険に加入していたようだ。