「お、お疲れ!」
さーちゃん、もっと優しく消毒してくれよ。
かなり沁みるんですけど!?
「何がお疲れだボケッー!!」
慶詩のツッコミはもっともである。
これには反論の余地もない。
「えっと、じゃあ、そのご迷惑お掛けしました。」
やっちゃんさんも額に汗が光っていた。
みんなにとんでもないぐらい心配掛けたようだ。
よっちゃんは一体どう説明しに来たんだ?
「ひ、ヒヨリンッー!!」
よっちゃん、あんたすごい泣きそうじゃん。
「あははっ、よっちゃん良かったね。
暗くて一人で大丈夫かなって心配だったけど、
意外と奇跡の勘を持ってるのかも!」
そう言うと、よっちゃんがしゃがみ込んだ。
「ヒヨリン、ボロボロじゃん。
俺、すげぇ反省したんだ。
ターヤンに殴られて目覚めた。」
「男前になるってこと?」
よっちゃんは十分男前だと思うよ。
「違う!!」
「ふははっ、よっちゃん何かさっきと
雰囲気変わったみたい。」
ずっとへばりついてたよっちゃんが、
男らしくなったのならいい刺激を与えた
ことになった。
「日和ちゃん、本当に心配したんだよ。」
馨君、ごめんよ。
「美男が崖から落ちたとか言うから死んだか
意識不明かとかマジで焦らせやがってよ。」
慶詩、崖から落ちたのは本当だ。
「よっちゃん、大げさ過ぎだよ。
あたし元気よく返事したよね?」
全く、よっちゃんは・・・
「ヒヨリンッ!!」
ナル君、そんな顔しちゃ嫌だな。
「ったく、おめぇーいつまで経っても
来ねぇじゃねぇーって騒いだろうが。」
伊織君、普段あなたが体力面を使っている
ところなど見ませんね。

