Hurly-Burly2【完】


ターヤンさんが手際よく右足首を触ったりして、

手当を始めてくれた。

「打撲が多いな。

後、掠り傷も何か所かありそうだ。

明日は念のために病院行くか。

俺の手当てにも限界があるからな。

専門家に診て貰った方がいい。」

ターヤンさんの的確な処置は慣れてる感じだった。

ターヤンさんはもしかして看護士なのかもしれない。

このイカツイ顔つきで看護士・・・・・

病院に居たら一番怖がられそうな気がする。

診て貰いたくない看護士にランキングされる。

「もう日和たちがいつまで経っても帰って

来ないって言うから何かあったのかと思ったけど、

あんたサーカス団員にでもなる気なの!?

そんなことでサーカス団員にはなれないわよ。」

いや、さーちゃん綱渡りしてきました!

じゃないよ。

自分もビックリだった崖下りというアクション

シーンに挑んできた。

「うん、なろうと思ったことはあるよ。」

サーカス団員になる夢だったのは小学一年生の時だ。

「だろうね、あたしも聞いたことあったよ。」

サユはため息を吐いてお腹に出来た大したことない

小枝で引っ掻いたような傷を治療する。

どうもあたしは顔を必死に守ったおかげで、

顔は一つの傷もなかった。

これ以上不細工になったら大変だもん。

お腹に傷が出来たのは転がってる時に

捲れたりしたからだと思われる。

と言っても、一生残るような傷でもなく

全て浅い傷ですぐに治るだろうと思われる。

「ヒヨリンっ!!ユウヤ!!」

「日和ちゃんっ、ユウヤ」

ナル君と馨君の額にはすごい汗だった。

それからやってきた不良メンバーズも、

京様も慶詩も伊織君もちぃー君もみんな

すごく探していてくれたみたいで本当に

呑気におへそ出してる場合じゃなかったけど、

痛いと言いながらおへそ辺りを消毒してもらっていた

あたしはかなり間抜けだったと思う。