Hurly-Burly2【完】


「どうして、殴るんです!?

あたしを殴って下さい。

よっちゃんもユウヤもちっとも悪くない。

悪くないのに殴るなんて暴力は反対です。」

慌てて立ち上がってユウヤを庇おうとしたら、

バッタンと顔面から転んだ。

そうだった。

足が動かないんだったよ。

「日和ちゃん?」

ターヤンさん。

あたしが迂闊だったんです。

むしろ、ユウヤやよっちゃんが転がったり

しなくて良かったと・・・本当に思った。

「あたしが勝手に転がって行ったんです。

道だってあたしがどんどん決めて行ったから

余計迷うことになったし。」

2人に非がないのは明白なんだ。

あたしが余計なことをしなきゃ、よっちゃんの

奇跡的な勘で辿り着けたかもしれなくて。

「そうだな、どう言ったら分かってもらえるか

分かんないけど、それでも女の子をこんなに怪我

させた責任は取るもんだからな。」

それがイコール殴るになるなんて酷すぎます。

不良の世界恐ろしい。

でも、ユウヤ落ち込んでない?

大丈夫かって思ったら、ユウヤはスッキリした顔だった。

「ヒヨリン、ちっとも怒らねぇから。」

だって、自分が悪いことだって思ったんだ。

「痛くない?」

「それはこっちのセリフだ。

自分のこと心配しろって言っただろ?」

ごめん、ユウヤが殴られることなかった。

自分の行動には責任を持たなきゃだ。

これからはもっと慎重になるよ。

勢いでこんなことにならないように、

精進します。

サユが水に濡らしたタオルを持ってきて、

顔や手に着いた泥を落とす。

もう人に迷惑かけてばっかりだ。

反省しなきゃよね。