ようやく、辿り着きました。
ここに帰って来ることを夢に見てましたよ。
ジャリジャリ足音を嗅ぎつけたターヤンさん
が大声で見つかったぞと言うので捜索活動まで
されていたんだとそこで知った。
「ひ、日和っ」
サユは泣きそうな顔をしていた。
すごい心配を掛けてしまった。
今日は何度目の心配をさせたのだろうか?
本当にごめんねと思うも目を見開くサユと
ターヤンさんはあたしのボロボロの姿を見て
絶句だった。
まさに遭難から帰って来た人状態。
「とりあえず、美男たち呼び戻せ。」
ターヤンさんが指示係だったのか、
数名残っていた不良メンバーズが森の中へ
消えて行った。
「よっちゃん、戻って来れましたか?」
今、美男たち呼び戻せとか言ってなかった?
そして、馨君もナル君も居ないぞ!!
まさか、2度目の肝試しに行ったのか!?
それはさぞかし肝試しが気に入ったのだな。
「美男は戻って来たから、今、総動員で
探しに行ったんだ。それより、日和ちゃん
随分と酷い格好だな。家に入って手当しよう。
サユリちゃんも一緒に来てくれると助かるよ。
ユウヤ、お前もちょっと来い。」
ターヤンさんとサユとユウヤに負ぶってもらった
あたしは別荘に入った。
救急箱を持ってくるターヤンさん。
ユウヤはソファーにあたしを下ろしてくれた。
その途端、ターヤンさんが手を振りおろした。
ゆ、ユウヤを殴ったのだ。
「な、何をするんですか!?」
ユウヤが軽く吹っ飛んだ。
「ユウヤ、お前女の子1人守れないのは駄目だぞ。」
ユ、ユウヤは悪くないんだってば!!
「美男も殴ったからな。」
えええっえええー!?
何で暴力的なことになっちゃうの!!

