Hurly-Burly2【完】


「それだから、余計笑ってくれると嬉しいんだろうな。」

初めてヒヨリンに会った時のこと覚えてるかって

いうユウヤに頷く。

「あの時はホントに驚いたもんなー。

こんなのが委員長かよって思ったし、

ヒヨリンの暴走を目の当たりにしたらな。」

うん、本当に申し訳ないよ。

そんなに暴走してたんだね。

「したら、次にはちっとも表情崩さねぇ

から同じ人間かと思っちまった。」

妄想は本当に自粛しないと。

「俺はヒヨリンが笑った顔を見たときが

すごい記憶に残ってる。」

そんなにすごい顔してた?

笑顔の練習はした方が良いのかな。

これでも、一応練習してるのよ。

鏡を見て口角上げたりして頑張ってる。

「だから、ヒヨリンを笑わせようって

みんな頑張ってんだ。」

そんなこと言われると照れるよ。

笑うのなんて慣れないもんだから、

どんな顔して笑ってるとか分かんないもん。

そんなあたしの顔を見たがってるんだね。

「あたしはみんながとっても面白くて

優しいことを知っているよ。

だから、一緒に居ると楽しくて

笑っちゃうんだろうね。」

そんな気がするんだよね。

よっちゃんもももっちもマーボももっくんも

不良メンバーズもナル君も馨君も慶詩も伊織君も

京様もちぃー君もユウヤも結構好きだよ。

森の出入り口が見つかった。

外灯の光る車道が広がるところに出ると、

ユウヤがギョッとした。

「ヒヨリンすげぇーヤバいじゃん。」

どうもあたしは何かと戦ったような

感じだったみたいだ。

「あ、足が・・・」

ユウヤ、ありえないぐらい腫れてる。