Hurly-Burly2【完】


あの時はちぃー君が来るまでずっとあたしが

しっかりしなきゃって思ってた。

もし次に誰か来たらもう駄目だと思った。

それで、ちぃー君が現れた時はすごい

安心してしまった。

何故か分からないけど、ちぃー君はそんな

雰囲気っていうのかな?

雷の時だってそうだ。

ちぃー君が傍に居てくれて安心した。

手を握って貰うだけで怖くなかった。

だから、ちぃー君の不思議な魅力を

あたしも知っている。

「ちぃー君の背中は確かに温かかった。

でも、ユウヤも十分温かい男だよ。

負ぶってもらったあたしが言うんだから

自信を持ちたまえ。」

そういえば、ナル君もちぃー君は優しい

とか言ってたよね。

「それだけでもねぇんだ。

ちぃーには数えきれないほどの恩がある。

それで仲良くしてるわけでもねぇよ。

ただ、ちぃーの役に立ちたいとは思うけどな。

それにちぃーは傍に居ることを嫌だとは

言わねぇから。」

そりゃ、ちぃー君だってユウヤが好きなんでしょ!

でもね、少しだけ見えた。

ユウヤのみんなへの気持ちもちぃー君との思い出

エピソードも。

「ユウヤを嫌だなんて言わないよ。

きっと、ちぃー君はユウヤの良さを

分かってるんだろうね。

あたしだって、ユウヤ良いヤツだと

思ってるよ。」

ずっと負ぶってもらって申し訳ないよ。

こんなちんちくりんなあたしを負ぶるとか

すごい嫌な思い出にならなきゃいいけど。

「ヒヨリンにそう言ってもらえると自信つく。

何か分かんねぇーけど、ヒヨリンの言葉は

ここに染みる何かがある。」

心臓を押さえるユウヤにふははって笑った。