Hurly-Burly2【完】


みんなの心がどんなに捻くれ者になったとしても、

きっと誰かが一緒だと世界は変わって見える。

「仲良しだね。」

「まぁ、結構な付き合いじゃねぇか?

さすがにヒヨリンとサユリンほど長いわけ

じゃねぇけどな。」

ユウヤの背中は意外と大きかった。

こう見ると、今はユウヤっていう存在だけが

頼りなんじゃないか?

だから、ユウヤの体温が安心する。

「どれぐらいになるの?」

あんまりしつこくない方がいいのかな?

「どんぐらいだっけなー。

今みたいになったのがいつごろかなんて

そんなのは分からねぇよ。」

仲良しになった瞬間って実は何がきっかけ

とかないっていうもんね。

「ふふっ、そうだね。」

でもね、大事に思ってるのはよく分かる。

あたしがサユを思うのと同じように、

みんなも互いを信頼してるんだろうね。

「俺が昔インフルエンザになった時によ、

ちぃーが病院まで負ぶってくれたんだ。」

えっ、ちぃー君が?

そして、いきなりちぃー君エピソード戻るのね。

「うん。」

「熱が40とか出ちまってよ。

死ぬかってぐらい辛かったんだよな。

意識なくなってる俺を負ぶさって病院

運んでくれた時はさ、真夜中で病院も近い

ところなくて、ずっと走ってくれて俺は

すげぇ苦しかったことだけは覚えてんだけど

ちぃーの背中は温かかったんだ。」

あたしも知ってるその温もりは、

とても安らいだ。

ちぃー君の匂いがあたしに大丈夫だよって

言ってくれてるような気さえした。

あの恐怖の15人倒し事件の時にちぃー君

に負ぶってもらったことがあるのだ。