Hurly-Burly2【完】


とくに、砂で埋められたことは忘れてやろう。

「体中が痛いと言えば・・・」

でも、感覚がないんだよね。

衝撃的過ぎてもう何がなんだか分からなくて、

未だに視界がグルグル回ってる。

ユウヤが2人居るように見えるもん。

「マジかよっ。あー、糞!!

女に怪我させるとかありえないヘマしたしよう。」

ユウヤが責めることでもないよ。

あれは、100%あたしが悪い。

不注意だった。

こんな夜に迂闊だったの。

「ユウヤは悪くないよ。

あたしがちゃんと確認して通らなかったのが

いけないんだもん。」

ユウヤもよっちゃんも悪くないもん。

本当にあたしの自己責任だ。

「ヒヨリン、本当にごめんな。

俺がついてながら怪我させるとか

本当に男として最低だろ?」

ユウヤってそういうところちゃんと

してるんだね。

「平気だってば。ユウヤは全然悪くないじゃないか。

あたしが勝手に転がったんだからこれ以上言わせたら

シカトするよ?」

ユウヤの眉を下げた顔を思い浮かべた。

いつも楽しそうに騒ぐユウヤと打って変わって、

ちょっとそれは何か可哀想な気がした。

「おうっ、俺の背中乗れるか?」

ユウヤがしゃがんだまま背を向ける。

はい?

もしかして、おんぶしてくれるの?

「重いよ?」

カレーたくさん食べちゃったもんね。

それでも、結構消費したような気もする。

「いいから乗れって。」

意外と男らしいところあるんだね。

ユウヤの背中に遠慮せずに乗った。

懐中電灯を片手にあたしを負ぶる

ユウヤとの旅が始まった。