よっちゃんは不器用な男です。
「あたしのところは普通の城よ。」
サユが説明をする役に出る。
それなりに大きな立派な城だった。
おとぎ話に出てきそうだ。
「ももっちが大活躍だったな。」
「サユリンの指導力すごかったぜ」
「あのももっちがフル作業!!」
どうやら、ももっちはいい働きをした。
サユの迫力勝ちと言ったところだろう。
「では、審査員長のもっくんどうですか?」
ええっえええええ!?
もっくんが審査員長だったのか?
そんなの聞いてなかったぞ。
「・・・・お疲れ様。・・・他に何か言うことあった?」
そうだよね。
とくに何とも言えないよね。
大体、誰がこんな遊びを考えたんだよ?
サユもよくぞ引き受けてくれた。
あたしはビックリで即興だったぞ。
「改めまして、サユリンとヒヨリンの歓迎を
祝してですねー。」
司会者、今すごく大事なことをやる気なさそうに
言わなかった?
「「「ヒヨリン、サユリン一緒に遊んでくれてありがとう」」」
みんなに歓迎されたってこんなに嬉しいことだった。
サユは目を見開いて驚いている。
あたしだって口をあんぐり開けてる。
「ひーちゃんとさーちゃんに何かしたいって
相談してたけど中々思いつかなくてさ。」
も、も、もっくんっ!!
「ほら、俺らみたいなのと遊んでくれるって貴重だしさ。
サユリンみたいな美人な姐さん居ると頼もしいし、
ヒヨリンみたいな・・誰にでも普通に接してくれる
とか正直嬉しいじゃん。」
マーボ、今の間は何かな?
あたしの容姿についてはちっとも触れなかったよね?
ケッ、どうせサユみたいに美人ではないよ。
ちんちくりんでもいいさね。

