Hurly-Burly2【完】


「何だよっ、これ好きじゃなかったか?」

頭上にかき氷を乗せていう悪魔1号。

「・・・・・何で知ってるの?」

この男に言ったことがあっただろうか?

「お前の兄ちゃんがよく言ってた。」

兄ちゃんはお喋りか!!

「・・・受け取ってやらんでもないよ。」

頭上に乗せられたかき氷を手に取る。

「素直じゃないねぇ~」

悪魔1号に言われると腹立たしい。

「そこの7人、このお嬢ちゃんが

暴走しないように見張っててくれよ。」

そんなに暴走はしない。

「相沢、おめー」

「さーちゃんの暴走癖はこの嬢ちゃんに聞け。

俺が来たのは本当に私用だ。

こうなるとは思ってなかった。

けど、良かったじゃんね。」

何故、そこで良かったと言う言葉が出るんだ?

「今はさーちゃんの方が心配だ。

ひーちゃん、しっかりしろよ。」

分かってる、こうなった以上は

きちんとみんなに話さなきゃならない。

オレンジ色のかき氷は買ったばかりで、

冷たくてサクッと言ってストローに掬えた。

「みんな、サユのことどう思った?」

いつもクールビューティーなサユ。

ツンデレで可愛いサユ。

スタイルが良くて美人で綺麗なサユ。

「サユリンはサユリンだよ。

ヒヨリンが仲良くしてくれるように

サユリンだって俺らと友達じゃん。」

ナル君の言葉に鼻がつーんとなった。

「サユのこと怖いとか思わない?」

本当は嫌われるのが何よりも怖い

から友達なんて要らなかったんだ。

サユも一人で居ることに慣れてしまった

子だったから余計ほっとけなかった。

あたしがこの子と仲良くしたいと思った

のはそんなサユの気持ちが汲みとれたからだ。