この間、サユの猟奇的な姿を見てももっくんは
変わらず接してくれた。
サユのこの姿は結構ビックリされる。
「もっくん、悪いけどあたしがサユを止められ
なかったらサユのことは頼むあたしの骨は海に撒いてくれ。」
もっくんはえって顔をする。
みんな見てるから誰もサユを軽蔑しませんように。
サユの背中に飛びつく。
「さーちゃん、落ち着きましょう!
深呼吸して、スーハー。
ほら、あたしは大丈夫だからねっ。
もう女の子なんだから喧嘩早いのは
駄目ですよ、いくら、蹴りでも怪我したら
傷が出来ちゃうじゃないか。」
サユをぎゅうと抱きしめて、
落ち着かせる。
「あなた方は早く去りなさい。
この次はないですからね。」
顔が酷いことになった男2人は
ごめんなさいと言いながら逃げて行った。
「ひ、日和っ!」
すぐに後ろに振り返ってからぎゅうっと
サユに抱きしめられた。
「うほっ」
サユには心配をかけてばっかりだ。
「怪我してない?
嫌なことされてない?」
自分が情けないわ。
「大丈夫、さーちゃん。
怪我も嫌なこともされてない。
転ばされたのだってあたしの不注意。」
サユは尋常じゃないぐらいあたしが
こういうことになることを嫌う。
「良かった、もうだから付いて行くって
言ったんじゃない!!」
馬鹿と頭を叩かれた。
「いや、あの人たちの狙いはサユだったから!!
それにメロンソーダーが飲みたかったみたいだ。
女子限定のをサユに買って行こうと思ったら、
急にぶつかってきてそんなことを言っていた。」
サユの猟奇的なところを見て固まる不良メンバーズ。

