Hurly-Burly2【完】


折角の海だから一緒に写真を撮りたかった

のに戻って来ておくれサユちゃーんっ!!

海をまだ見れてないのですが、この人の

多さはどういうことなのさ。

駐車場でこの人の多さで海に辿り付けるか

すでに不安になってきた。

みんなは相変わらずおモテになることで、

逆ナンとヤツですね。

女の子が近くで黄色い声をあげる。

全く持って理解の出来ない。

どうしたらそんな甲高い声出せるんだ?

もしかしたら、世の中の女子は喉に特殊な

機械でも取り付けているのかもしれない。

「サユリちゃん?」

馨君が不思議そうな顔をした。

あれ、こっちに来てなかったの?

どこで何をしているんだ!!

あの子はこういうところに来たら

すぐに声を掛けられるんだからな。

「こっち来なかったって・・・何するんだ?」

ちぃー君、やっと起きたのね。

でも、何いきなり?

もしかして、寝ぼけておるのか!!

ちぃー君はボーっとしていたはずだったのに、

急に目の前に立ったと思ったら思いっきりパーカー

のチャックを上げてきやがった。

そ、そんなに見せるなっていうのか。

乏しい体を見せられるとそんなに苦痛って言いたいのか!!

「お前、今日はずっとそうしてろ。」

ちぃー君、はっきり言ってひでぇー。

そんなに見たくなかったですか!!

「・・・ええ、すいません。

この貧相な体型をお見せして烏滸がましかったですね・・」

ズーン。

どうせ、近くに居る水着美女なんかとは比べもの

にならないわ。

女子力が足りないのも随分と分かりきってます。

もう少し、肉体改造を試みた方が良いのかも

しれない。

母さんにはやっぱりほど遠いみたいだ。