Hurly-Burly2【完】


が、しかし。

海に来たことにドキドキワクワクしている。

そっちの方が強いから大丈夫だと思う。

海に入ったら即体を拭くとかこまめに

日焼け止めを塗るという作業をせねば

ならないだろうけどね。

蕁麻疹が出ても大丈夫なように薬は持って

来ているからばっちこいだ。

サユは黒の水着に白い丈の長いシフォンロング

のワンピースでとても大人っぽくまとまっている。

あたしはネイビーカラーの半袖パーカー

を羽織り、(念のための日焼け防止)気休めでも

肌を焼けたくないだけだ。

そして、淡いピンク色の水玉柄の水着を着ていた。

下は海用のショートパンツでそのまま入っても

大丈夫ってヤツでサユと比べると女子力が欠片

もない感じである。

あるとしたら淡いピンク色のビキニタイプの

水着だなと笑えたもんだ。

車から出るとやっちゃんさんに日和ちゃん

着替えたの?

ってビックリされたが、確かにそんなに変わりない。

Tシャツからパーカーになり、ショーパンは変えてない。

どうも信用がないみたいだったからパーカーのチャック

を全開にして水着であることをアピールした。

「日和ちゃん、あんまり驚かさないで。

俺一瞬ビックリしたよ。」

やっちゃんさんが疑ってきたのではないか。

そして、どこにビックリ要素が転がっている

というのだ。

さっぱり訳が分からない。

「ひよっ」

ナル君が手を振ってきたので振り替えそう

としたら固まったナル君。

えっ、何その固まり方はさ!!

「あれ、サユこっちに来なかった?」

あの子は何処へ行ったのだ。

さっき、やっちゃんさんと話している

隙にどこかへ行ってしまったサユを

探したところだ。