あたしの言葉にギョッとして目を見開く
田中にフッと笑った。
「田中、その顔ウケ狙いなの?」
田中はなっと言いながら代弁した。
「日和ちゃん、大丈夫になったの?
マジか、そりゃあ本当に良かった。
痛そうで俺見るのが結構厳しかったからな。
そっか、良かった良かった。」
田中はそう言うとハニカム笑顔で
ニンと笑ってくれた。
「マコ君から聞かなかったんだ?
ちょっとしたハプニングがいろいろ
あっていつの間にかへーきになった
というか・・・」
自分のことのように嬉しく思って
貰えるなんて思わなかった。
田中はこう見えて良いヤツだ。
金髪坊主頭の田中は中々いいところの
ある男だと思ってる。
プールまで着くとサユと一緒に場所
を確保してシートを敷いた。
「日和ちゃん、浮き輪ある?」
田中に空気の入ってない浮き輪を
渡すと空気入れで素早く空気を入れてくれた。
さすが、元野球部。
市民プールで浮き輪とか思われるが、
実際に足がつかないところがある。
「ありがとう。」
浮き輪を受け取って早速いざ出陣だ。
水着になって浮き輪をプールに浮かべた。
※水着は元々着ていた
サユと一緒に水着を買いに行った。
今年は高校生だからということでついに
大人っぽくビキニではあるが下はショート
パンツがついてて安心物だ。
サユはワンピース付でとてつもなく綺麗だ。
そのスタイルの良さはどうしてそうなるのか
聞きたいぐらいだ。
長年一緒に居るが、サユが太ったところを
見たことがない。

