なのに、じわじわと何かが這い上がってきて、いつの間にか涙が溢れていた













ママは私を抱きしめ、背を撫でながら「大丈夫。この間も大丈夫だったんだから」と繰り返した




















パパの病院につくと、パパは何だかしんどそうだった



家にいるのと病院にいるのでは、全く顔色が違って見えた









パパのベッドに座ってたらパパの点滴のチューブが取れて血が溢れていた…



一瞬びっくりしたけどただチューブが取れただけで、大事にはいたらなかった






ママもあたしも昨日遅くて寝不足。悠は明日からスキー合宿で今日は帰ることに





パパはあたしたちが病院にいる間、しきりに「来てくれてありがとう」「今日はありがとう」


そうなんども繰り返した

















どうかこのままパパの体になにも起こりませんように





笑って来年が迎えられますように





パパが笑っていられますように






パパが安心して眠りに付けますように