12月31日大晦日。

朝、ナオが迎えに来てくれた。

何処に行くかなんて決めてなくて・・・


しかも今日は朝から雪が降り続く。

道には雪がつもってた。



車を走らせてナオが向かった先は







ホテルだった。




『麻美、ホテル嫌か?

雪降ってるし、二人でゆっくりしたいって思ったんやけど。

麻美が嫌やったら行かん!!』




正直、正直ね?

嫌だって思ったよ。


せっかく、1日中一緒に居れる日なんだもん。

デートっぽいデートがしたかった。



それに、ホテルってことは・・・

エッチ、するんだもんね。




でも、ナオとなら良い。

一緒に居れるなら、場所なんか何処でも平気。


『いいよ』


素直になれないあたし。

凄くナオが大好きなあたし。

逢えるだけで、本当に幸せだって思えてたんだ。