グッと司は蜜を引き寄せる。



「きゃッ!!」


その反動で司の胸の中におさまってしまう。






「俺、おまえ・・・嫌い!」


「俺も♪」





棗くん、表面上はすごくにこにこしてるのに・・・

なんだか怖い。




司はさっきよりも急ぎ足で蜜をひっぱった。






無言のまま司は歩き続ける。

蜜も必然的に司の後に続く形に。







・・・・司。


さっき、やきもち妬いてくれたのかな?



そうだよね!?


なんか、うれしいな。






って、こんなときになに考えてんだろ?蜜。