静かに迫ってくる足音に顔をあげる。 司がようやく正気をとりもどしたみたい。 ぎゅっ 「「「きゃーーーー!!!!」」」 いきなり、みんなの前で蜜のことを引き寄せてきた。 当然、女の子たちは悲鳴をあげる。 「ちょ、司~~!?」 「わりぃけど。 これ、俺の♪」 見上げると、余裕そうに笑っている。 「おまえには・・・ てか、誰にも 渡すつもりないから。」 かぁぁっと頬が染まってゆく。 恥ずかしすぎてうつむいてちゃう。 「へぇ。 前よりも余裕だね?」 クスッと笑って司を見る。