なんか、本当にされるがままだ。


付き合い始めてから今まで、いつもそう。





「うぅぅぅ~~

くやしいよぉ。」



司のブレザーをぎゅっと掴む。






「なにが?」


「いつも、司ばっかり余裕なんだもん!!」


「クスッ

蜜はわかってない。」




コツンとおでこをたたかれる。




「??」


「はぁ・・・・。」





司は「心配だよ。」とつぶやいて、蜜を離した。



「教室、戻ろう。」

「うん。」



司と手を繋いで教室に戻った。